月海 -GEKKAI- (70分)
初演2003年 第4回パリ舞踏フェスティバル
(パリ、エスパスクルチュールベルタンポワレ)
遥か昔より、月と女は姉妹だった。月と共に呼吸し、月と共に謡い儀式を行い踊り、月のリズムに合わせて大地の万物を生み、大地の女は山を樹を動物を男を生んだ・・・。長い時が過ぎた。一握りの男達は力を手に入れ、女から生れた大地の万物を支配し杭を打ち、女達に杭を打ち支配した。
そして今、毒を盛られ死に行く生物達、死を待つ牢の中の女の狂気、殺された子を抱く女の狂気、亡くした命を捜し求める女の狂気、愛情や人や生命繋がりから隔離された病院で躁鬱と絶望の狂気に苛まれる女、創作の腕をもがれた女の狂気。
女達の狂気とは杭を打たれた大地の叫びと血。狂った女は月影の中で狂ったままに浄化する。
振付、舞踏: 竹之内 淳志
音楽: 小宮
広子 (パーカッション、ヴォイス)
照明プラン:
マーガレット・オリボ
美術: 一枚の羽が天より垂れている。和紙の月が彼方から顔をだす。
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International distribution exclusively by Catherine Serdimet / Vido & Photos (Real
Player)
Photo by Jacques Sadoun (1)
Andrzej Janikowski (2,7,8) Bielecki (3,4) Emmanuel Sandorfi (5,6)
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