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JINENとは全て、
JINEN舞踏とは全てと踊る生命


海山、草木たとえ・機械・ガソリン・PCに至るまで、
全ては地球の元素から生まれたもの、、、。
それら一つ一つにはすでに生命があるはずだ。
この体さえ大地から生まれた物で在るならば、
私の体はワタシの物に在らず、、、。
唯、向き合う一つ一つの生命とこの生命、だからそれら一つ一つと響き合い、
また反発し、喜び怒り泣き笑い、生命達とオドル、、、。
そんな全ての生命と向き合いオドルことが JINEN舞踏。




JINEN
とは古い日本の言葉である。その意味は自然より更に大きな全てを表す言葉である。
西欧では《自然》の上にそれを管理し保護する《人》がいて、その上に《神》がいる、
要約すれば自然と人と神が分けられている。

JINEN
とはその分けられる以前の宇宙観を表す言葉である。
全ての中に既に神があり、人また草木や動物の中にも、人工物である家屋や築造物のなかにも神がある。
神とは、人を含む自然全てを生み出す元になった大地、地球、さらに太陽や月をも含む《宇宙の河の流れ》である。
その流れに全てが繋がって、全てがその河の一部であるという宇宙観から生まれた言葉である。

自然とは草木や生物など人は概してその中から美しいイメージを受け取る。
しかし、私が体験した大きな地震などの自然現象は多くの人や生物や自然を破壊する。
それも地球の呼吸であり、全ての生と死、光と闇を抱いている宇宙の河のうねりであり、JINENである。
人にはどうする事も出来ない。
私にできた事は、そこで様々な生と死に出会っているその場の人と生き、祈り踊る事だけだった。
無力な生命が生と死を抱いてJINENの中で、その生と死さえも全てと繋がっていると感じ、祈りである踊りをする。
その様な自然観が、太古から在る人の営みの中から生まれた芸術の根底にある。
あらゆる状況状態に置かれた生命が生と死のダンスをしている。全ての生命はJINENと共に既に踊っている。

JINEN
舞踏とは、その既に踊っている全ての生命、それは宇宙の河の流れであるJINENと共に踊る事である。
自分という個がいつも主体になって踊るという意識の壁をはずし、
自分の置かれている全ての環境や状況、状態をJINENと感じ、JINENと共に踊り、踊らされることである。

シンプルにJINENを定義すると全ての環境や状態の事である。
その環境(天候・寒暖・山・海岸・砂漠・森・廃虚・都市・天災 等)に実際置かれた、
また置かれたと想起する事により生まれてくる内なる動き、
又その状態(生死・喜怒哀楽・人・動物・昆虫・植物・土・火・水・風・鉱物・人工物 )
変容する事によって生れてくる内なる動き、
その様な千差万別の人の内なる動きを、それに伴う心情も含め《JINEN舞踏のベース》とする。
そして、その人の内なる動きを、人類の身体を通した記憶の根と捉え、世界共通の身体言語とする。

個々人から生まれてくるそれら動きは、同じ環境や状態であっても、
その人の持っている個性によって個人差が生まれる。
この地上に一本さえ同じ樹がなく其々は美しい様に、その違いこそを美しいと感じ取る感性と、
何が共通しているかを同時に感じることが必要である。
その個人差を、身体を動かしそれを互いに感じ取る、感覚の対話を通して理解する。
その様な共通の理解の土壌に立ち、共通の環境や状態を想起し、
またその様な環境の元に実際に出向き、舞踏を創造していく。

JINEN
舞踏行う上で最も基本であり必要な事は、あらゆる環境や状態から生まれてくる、
それら動きの様々な要素を深く感じ取り、これまで忘れていた自己の身体を掘り起こし、
自らの体の中に再び記憶して行く、自らと深く出会っていく行為である。 

                               竹之内 淳志  (竹の内淳 竹内淳)  竹の内 淳

 

 

 

 




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